ライディングテクニック上達法

フルロックターンに不可欠な技術とは?

BMWのフラッグシップモデル、重量300kg近くある大型ツアラー車で、
パイロン間隔5mの8の字走行シーンを見て頂きます。

5m間隔の場合、ほとんどステアリングをフルロックすることになりますが、
なるべく小さく8の字を描いてみました。

技術的には色々とあるのですが、
視線をぜひ参考にしてください。

頭(ヘルメット)の向きを確認していただきたいのですが、
切り返しが終わる前にすでに、
次のターンのパイロン奥に“視線(目線)”を向けています。

この時大切なのは、“視線”を次のパイロンに向けるのではなく、
パイロンの外側(奥)の旋回で走行しようとしている
ラインに向けていることです。
これはパイロンに視線を向けると、向きを変えずに
直線的にパイロンに向かっていってしまうからです。
そのため、走るラインを想定し先取りしながら、
視線を移動していきます。

パイロンを半分ほど旋回したら、
パイロン間中央の切り返し地点に視線を移動しています。
つまり、前輪がこれから通過しようとしているラインを
常に視線を先送り&移動させているということです。
けっして視線だけでなく、頭の向きを先送りして
視線移動を行っていることを動画からぜひ確認してみてください。

小さく曲がれない方の大きな原因は、
この視線の向きが近く、すぐ先の足元に向いているか、
または頭を向けず視線だけを向けているので、
向かう方向の十分な視野と路面情報を得られずにいること、
そして、視線を先に向けていても、
間違った方向に向けていることです。 ですからまずその恐怖感を拭うために、
意識して頭と視線を常にこれから走るラインに向け、
先送りすれば、それだけで、
今までより随分と小さく安定した旋回ができるはずです。

少し勇気がいりますが、安全な広場や駐車場など、
不安がない場所でチャレンジして、ぜひ身につけてください。

 

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記事投稿日:2019/06/06
カテゴリ : ライディング上達法 低速走行・小旋回