ライディングテクニック上達法

街中でのギア選択におけるエンジン回転数の目安は?

技術レベル 2 ★★☆☆☆

Q:私のバイクは400ccマルチエンジン車なのですが、
街中を普通に走る場合、車速に合わせたギアの選択として
エンジン回転数はどのあたりを目安とすればいいのでしょうか?
車にばかり乗っていたため今回バイクに乗ったとき、
体感的にエンジンの振動、音を大きく感じ、感覚的にシフトアップを早くしてしまい、
50km/hぐらいでも6速に入れてしまいます。

またその分信号停止などではシフトダウンが忙しく(?)、
どうすることがベストでしょうか?

A:時速何kmで何速という決まりはありませんが、目安はあります。
時速50kmで6速ギアの選択は、エンジンに対し過負荷がかかっています。
たとえば、ギア付きの自転車にお乗りになったことはありますか?
極低速時(10km/h程度)にギアをトップにしてみてください。
ペダルが非常に重く、足の筋肉に余計な負担がかかりませんか?
それと同じ現象を、バイクのエンジンは感じているはずです。

確かにバイクは自動車に比べれば総じてエンジンが高回転で音も大きく、
エンジン回転を上げることに躊躇してしまいますが、
エンジンには最適の回転数があり、その回転数を維持してあげることが
もっとも効率的な走り方となるわけです。

また、エンジンは適宜回さないと、「回らないエンジン」になってしまいます。
低回転域で、ノッキングするような負荷をかける、
エンジン内部にカーボンが蓄積しやすいということも付け加えておきます。

中型マルチ車であれば、7~10000回転あたりが効率的な回転かと思いますが、
6速で10000回転では、速度が上がりすぎてしまうでしょう。
高速道路やバイパス道路のように一定速度で流して走る場合であれば、
6速キープでも良いでしょうが、車体を安定させる意味でも、加速時、カーブなどでは、
ギアを落としエンジン回転数を上げた方が良いでしょう。

ギア選択の目安は、もっとも気持ちよく走れるエンジン回転数を維持すること、
それが概ね前述の回転域となります。
この「気持ちいい」とは、どんな場面でもストレスなく加速ができて、
かつ十分な駆動力を路面に与えることで、荷重をかけ続けられるということです。
コーナリング時のギアの違いによる荷重変化、安定感は、
初心者でも簡単に感じられるはず。
(低いギアの方が安定して、タイヤの路面グリップを感じるはずです)

ぜひ、いつもより低めのギアを積極的に使ってみて、走りの違いを感じてみてください。

 

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記事投稿日:2019/05/18
カテゴリ : ライディング上達法 ライディング全般